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2017/04/26

新卒女子、自分の不甲斐なさにお道化ながら大いに凹む



だからどの部署に行ってもきついの。ね、真由ちゃん。企画だけじゃないって。
一緒じゃないよー。マジで聞いてー。
西野、まあ、聞いてやろうよ。
think big,
test small, scale fast。

聞いてやろうという割に、真由子が一言喋ると後は矢田部が引き取った。

社長の言葉だよな。
そう。それ。”think big”が企画の仕事なんだけど、私の案には面白みがないってさ。”それは最初の視点を掘り下げてないからだ。お前は掘り下げもしない、広げてもいない。要は薄いんだよ。ペラッペラだ。調査不足だからリアリティがない。経験不足っていうならそれでも良いが、若者がワクワクするような夢がないってーのは、つまりお前の能力不足なわけだ。”って。ふざけんな。調査してるってーの。

今日の企画会議、各課員の社内プレゼンが終わった後に部長から直々に頂いたお言葉を、真由子は口調をまねて言ってみた。だが虚しい。真由子は自分で言った言葉に脱力し、一気にジョッキをあおると机に突っ伏した。

はあーっ。。。
それ、加賀谷部長か(笑)
真由ちゃん、妙に上手いよね。
上手くもなるよ。。。毎回言われてるんだもん。。。
今回のテーマなんだったの。
・・・婚活。
お客さんは?
・・・マッチングサイト。
で、真由ちゃんの視点っていうか、アイデアは?
・・・街コンでネットとリアルの融合。
うわー鮎川!!! お前、ビックリするくらい陳腐だなあ(笑)
矢田部くん。こら!
あーやめて。分かってんの。分かってるから傷ついてるの!

先ほどより深く真由子が机に突っ伏すと、裕子が矢田部の横腹をつついた。

あー裕子、なぐさめもやめて。余計心に刺さるから。もう。すみませーんビールおかわりー!

真由子がガバッと起きて手を上げ、思ったよりも大きな声で店員に注文をした。

でも、まあ、あれだよ。俺ら1年目だしね。そう簡単にうまくいかないよ。
そうそう。海千山千の業界人じゃないんだし。ね。
マーケティングしたんだけどなー。
マーケティング?
あ、まあそれはいいけど、センスだって。あたし、センスも自信あったんだよ。
「ネットとリアルの融合」で?(笑)
矢田部くん!

楽しそうに絡む二人の掛け合いを斜めに見ながら、真由子は大学時代の自分を思い出していた。

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2017/04/24

新卒女子、居酒屋で同期に愚痴る



矢田部さー、聞いてよ。今日のプレゼンしくったー。もう最悪。

今日の夕方、鮎川真由子は会社の同期の矢田部昭光、西野裕子と東京駅地下街の居酒屋で落ち合った。席について早々に運ばれてきたジョッキを合わせ、ビールをぐいっと半分近く空けての真由子の第一声がこれである。

はいはい。久々の同期会だし、鮎川女史の愚痴はなんでも聞きますよ。
真由ちゃん、今夜も荒れてるねー。
あーもー。これが荒れずにいられるかってーの。

あらゆる分野に手を広げる新進気鋭のIT企業。その高給と好待遇にひかれた優秀な若者が年間を通じて中途採用に応募してくる会社。それが鮎川真由子の勤めるTHELABOだ。業態の拡張に伴う昨年の新卒採用は50名強。もっともその半数は過酷な環境に耐えられず既にやめてしまっていたが。真由子、矢田部、西野はそんなハードな環境になんとか耐え、生き残ってきた新卒一年生である。

もーねー。自分の才能のなさを毎日これでもかって思い知らされるの。たまんないよ。
うちは優秀な人間多いからなあ。途中からも入ってくるし。
そうよねー。
裕子のとこは広報じゃん。事務仕事みたいなもんじゃん。
鮎川、さっそく絡み酒か(笑)
真由ちゃん、広報って言っても広いのよ。
それでー?
新設部署もどんどんできるし、人の移動も激しいし。
だからー?
同じ仕事ばっかりやってるわけじゃないの。この一年ずっと勉強よ。
んー。ごめん。矢田部君とこは? 開発ってどんな感じ。
うん。俺んとこも移動は激しいよ。普通に来なくなる奴いるしね。
えー来なくなるとかあるの?
うん。まあ、派遣さんとか外注さんとかね。あれ?昨日いたのに?みたいな。
げー。急に来なくなるってすごいね。それ。
きついからな。あ、そうだ。同期の谷沢って覚えてない?開発に配属された。
シュッとした人? 細身の、背の高い。
うん。多分、あってると思う。あいつ来なくなって、電話したら実家に帰ってたって。
うわー。
もう一か月前の話だけどね。全然、そんな風に見えなかったけどね。溜まってたんだろうなあ。

(ちぇー、そんな話を聞きたいんじゃないよ!)
 
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2017/04/15

新卒女子に徹底的な叱咤、君はこれに耐えられるか?




だからさ、それがお前のダメなところなんだよ。

どことなく覚えのあるコーヒーサーバのおかれた休憩室で、鮎川真由子は責められていた。真由子は毅然として男の顔を見上げるが、それは上司の宮田のようでもあり、同期の名も知らぬ男性のようでもあり、なんだかモヤっとしてハッキリしなかった。一方で怒られている内容には覚えがあった。それはいつも真由子が社内で言われている小言だった。

だからthink big, test small, scale fastなんだって。社長の言葉だぞ。
だからそれはわかっ…

言い返そうとした真由子の言葉を男が圧倒的な勢いで遮る。

大きく考えろってことだ!お前本当にわかってんのか?

強い口調で言われると真由子は言い返せなかった。重苦しい感じが胸の奥からこみあげてくる。(でも、人前で泣いちゃダメだ。女だからって言われる)真由子は誰とも分からない男から目線を外してうつむき、下唇を噛んで、この嵐が過ぎ去るのをじっと待つしかなかった。

お前の案には大きさが足りない。テストをしたりスケールをでかくするのはお前の仕事じゃない。ただ大きな案を考えること。それができてるのかって話だ。わ・か・る・か。
・・・
人と違う目線からほんのちょっとの面白さを探し出して、それを最大限広げて考える。それだけだっていうのに。お前さ、金もらってるんだろ。プロなんだろ。
分かってます。
分かってない。

男の言葉が食い気味に真由子の頭上から浴びせられた。

お前の案には面白みがないんだよ。それは最初の視点を掘り下げてないからだ。掘り下げもしない、広げてもいない。要は薄いんだよ。リアリティがない。経験不足。能力不足。それでワクワクするような夢もない。なんなんだ?お前。

何も言い返せない真由子は、それはその通りだと思い胸が締め付けられた。

もうすぐ新人が配属される時期だが、この先、お前の居場所があるのか?

ドクンと心臓が大きく脈打ち、真由子は浅い眠りから覚めた。
5月の東西線、週末だというのにその列車はさほど混むでもなく、吊革につかまる客もまばらな様子であった。
視線を上げた窓の外に常夜灯の灯りが流れていくところを見ると、列車はまだ地下のまま、きっと東陽町も過ぎていないのであろう。

もしかしたら寝とぼけて自分の肩を預けていたかもしれない隣の男性に真由子は小さく会釈し、背筋をしゃんと伸ばして座りなおした。そしてたった今の短い夢を反芻し始める。
前半はいつも言われていることだ。
ただ最後に胸を締め付けた言葉には聞き覚えがある。
今日の社内プレゼンの直後に上司の宮田から言われた言葉だった。

「もうすぐ新人が配属される時期だが、お前、今のままだと居場所がなくなるぞ。」
 
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