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2014/09/08

ゆるふわガールの故郷は良いところ



愛子は、一旦、家に着いておじいちゃんにお土産を渡し
今日は友達と飲みに行くので遅くなることを母に告げた。

あんたー、あんまり遅うならんようによ。

愛子は母の小言が長くなる前に白のサンダルを履き家を出た。
長田陽子との待ち合わせは16時半だ。まだ余裕がある。
愛子は久々の尾道の風景を眺めながら先ほどの小路を下った。

愛子にはもうすっかり見慣れた風景だが
小路の左右にはいつ建ったのか分からないような家々が並んでいた。
尾道のこの辺りは海に迫った形で山が張り出している。
そしてその山の斜面にへばり付くように家が建っている。
その家々の間を人が一人通れるような小路が縦横に走っており
車が通れるような道は殆んどないのだ。
いったいこれだけの家を誰がどうやって建てたのか
地元民の愛子でも不思議に感じるくらいだ。

小路は途中でお寺の境内につながっている。
境内の手前には昔からの掲示板があって
去年のベッチャー祭の写真が掲示してあった。
ベッチャー祭というのは
3匹の鬼が子供達を叩いて回る尾道に古くからある祭だ。
叩かれた子供は無病息災が約束されるというよくあるやつだ。
勿論、鬼は痛くないように子供を叩くのだが、
その鬼のお面が怖くて子供は逃げまどう。

昔は怖かったよなー

愛子は笑いながら山門を抜け、階段を降り、線路を渡って2号線に出た。
そのまま右に曲がって少々歩けば尾道駅ターミナルに着くのだが
時間があったので、港の方まで出てみることにした。
ここから港までは100mもない、すぐ近い距離だ。

地元民の愛子には見慣れた風景で感慨もないだろうが
尾道の街は実に面白い。

港の近くまで張り出した山に家がへばりつき
家々の間を縦横に小路が通っている。
その山を降りたところから港までは100mもないのだが
その僅かな間に昭和チックな建物が点在しており飽きない。
港まで出れば海のすぐ向こうに向島が見える。
この海というのが尾道水道で、200m程度の幅しかない。
ぱっと見は川か運河と勘違いしそうなこの海を
15分に1本程度、小さなフェリーが運航しており
これが向島と尾道市街を結ぶ市民の足となっているのだ。
最近は港側が再開発され綺麗な遊歩道ができている。

愛子はこの遊歩道をゆっくりと歩いて駅ターミナルに向かった。
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コメント

非公開コメント

随分、尾道にお詳しいですねー
懐かしく感じます

いえいえとんでもありません

> 随分、尾道にお詳しいですねー
> 懐かしく感じます

それが尾道は昔、旅行で行ったことがあるだけなんですよ。
広島弁も仁義なき戦いとパフュームのトークからなので
間違ってるところは指摘を頂けると助かります。
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