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2015/04/11

美人ナースの生い立ち



もー祐樹君たらー。きゃー。

金曜の夜、寺島順子は部屋で一人、顔をほころばせていた。
思い出すまいとしても、どうしても今日の祐樹とのセックスを思い出し、顔がにまにましてしまう。
順子は大きめのクッションを股に挟み、ソファに倒れこんだ。
目を瞑ってクッションをぐっと抱きしめ、股にも力を入れた。

あー、どうしよう。もう。こんなじゃものたりなーい。ゆうききゅーん。

などと、とても声には出せない言葉が頭に浮かび、順子はクッションに頬を擦り付け顔を左右に振った。
何をしててもニマニマしてしまう。それは恋する乙女の姿だった。



順子は都内の某大手病院に勤めているナースだ。
順子が初めて就職してから現在の病院は2つ目。現在の病院に移ってからは外来、そして外科に回され、今は耳鼻科に勤務している。
順子が勤める病院の耳鼻科医は都内でも有名で、特に顕微鏡を使った繊細な手術で評判を得ていた。
院内でもまあまあ花形の部署であり、順子は仕事に関しては満足していた。

外科や内科の夜勤ともなると、それこそ緊急を有する事態が多く起きるが、耳鼻科であれば命に関わることはまずない。これは気楽だった。
また内科には退院するあてのないお年よりの患者も多く、昨日まで仲の良かった方が今日には亡くなることもあるなんて話を同僚から聞くと、きっと自分は耐えられないだろうと思っていた。
心優しい順子には、目の前で人が亡くなるのを見るのは耐えられないのだ。
そもそも順子がナースになろうと決めたのも、心優しい保健師さんに憧れてのことだった。



子どもの頃、順子は葛飾区の下町に住んでいた。
今も存命だが父親は腕のいい大工で、近所の人からも慕われる気風の良い男だった。
順子はそんな父親が大好きで、夕方早くに、父が仕事を終えて帰ってくると「お帰りー」と足にまとわり付いた。
父親は「お!ひとっ風呂浴びてからなー!」と順子の頭を撫でるのだが、順子はそんな父親の足にぎゅーっと抱きついて、ほこりと汗と煙草が混ざったような匂いを嗅ぐのが大好きだった。
順子の母親は、これまた気風の良い、いつもニコニコしいてる優しい女性だった。
母は父が帰ってくる時間に合わせて夕食を作り、煮物と白米の炊ける香ばしい香りが家に充満していた。
小さい頃の記憶を手繰る時にいつも順子が思い出すのは、父のあぐらの中に座って、父のビールのあての枝豆をつまむ自分の姿だ。
夏の夕暮れ時の、少しほこりっぽい風が頬をなで、ビールグラスを片手に、テレビに映る野球選手を嬉しそうに解説する父の姿が昨日のように思い出される。

そんな環境の中で少女、順子はすくすくと育った。
明るく美人で活発な順子には友達も多く、学校は楽しいところだった。
また両親が誉めてくれるのが嬉しくて、勉強も自主的に頑張った。
特段、塾などに通ったわけではないが、やれば分かるという賢い子だった。
父は「こいつは鳶鷹だ!」と近所の人に吹聴し、順子もまんざらではなかった。

中学の中ごろまで、この良い感じは続いた。しかし…

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コメント

非公開コメント

好きです

そんなにえっちじゃないけど
このお話は好きでした
仕事と生い立ち(いじめ)が
似てるせいかもしれません
ちょっと泣きました

ふみちゃん

誰かに何か届いたのなら僕は幸せです。
コメントありがとう。
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