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2015/04/10

中学時代のわきがといじめ



小学校時代、順子は大きく背が伸びた。
そして無事に初潮を迎え、中学ではだんだんと丸みを帯びた女性らしい体つきとなっていった。
出るところは出、引っ込むところは引っ込むスーパーボディ、しかも美人である。
しかし、女性として目立ちすぎるとやっかむ同級生も出てくるわけである。

なにより当時、学校内でモテ男NO1と言われた野球部の先輩の告白を断ったのがまずかった。
小学校の延長のような順子としては、当時まったく恋愛に興味はなく、むしろ皆に囃されるのが嫌で先輩とのお付き合いをお断りしただけなのだが、それが女子学生たちの嫉妬に火をつけた。
挙句、あらぬ噂を立てられ、順子は学校の大半の女性からひそひそ話を喰らう立場に置かれることとなった。
順子自身が何をしたわけでもないのだが、順子のその状態が可愛そうだと男子学生がかばったことで、余計に女子に火をつけたのだろう。

だが、クラブの陸上に精を出ししてた順子には、仲の良い友達が残っていた。
「あんな訳のわからない噂、気にしなくていいよ」と友達は言ってくれたので、順子はなんとか気持ちを保ち、2年の間は学校に通っていた。


それが、3年の1学期の中間テストの時、今回は勉強が足りなかったかもしれないと焦った順子は緊張をしてしまった。
その当時、女性の体として充分に完成していた順子は、おそらくアポクリン腺も発達してきていたのだろう、その緊張から妙な汗をかいてしまった。
テストの最中に、順子のワキガの香りが教室内に流れ出た。
勿論、それ以前も陸上の大会の時に緊張から汗をかき、匂いを撒き散らしていたかもしれない。
だが、いわゆる普通の運動時の汗にまぎれて気にもならなかったのだ。
その異質な香りが今、教室内に漂い始めているのである。

最初は、誰の何の匂いか分からなかったので、皆、顔をしかめつつ試験を受けていた。
それがその日のテスト終了後に、一人の女子が「匂い検査始めるよー」と男女問わずに、くんくんと匂いを嗅いで回り始めた。
大人と子供が入り混じった中学時代の所業である。一人終わり、二人終わり、とうとう最後に順子のところまでやってきた。

ねえ、寺島。あんたじゃないよね。

と意地悪な女子学生は順子を嗅いだ。

うげっ!こいつだ。

意地悪な女が鼻をつまみながら順子を突き飛ばした。

あんたさー、女なんだから体くらい洗っておいでよ。
くさすぎなんだよー。
テストできないだろー。
ばーか。

ここぞとばかりに調子に乗った意地悪女のとりまき連中が順子に罵詈雑言を浴びせた。
順子はホームルームの終わりを待たずに学校を飛び出すしかなかった。

翌日も試験があったので順子は学校に行かざるを得なかった。
しかし、あの美人の順子が臭いという話はあっという間に学校中に広まっていた。
多少、同情的に見ていた男子も、臭い、という言葉には敏感な思春期である。途端に順子を避けるようになった。
順子にとってもっともっときつかったのは、これまで友達として順子をカバーしてくれていた、陸上部の同級生が順子を避けるようになったことである。
近々引退なのでクラブはどうでも良かったが、学校に友達が一人も居ないというのは順子にとって苦痛でしかなかった。
順子は最後の望みをかけて、仲の良かったクラブの子に話しかけた。

ねえ、ねえ、圭子。あのー、、、
あ、順ちゃんごめん。匂い移ると困るし。あ、中村さーん。

会話を断たれ、とうとう最後の望みも失くした順子は、本当に学校に一人の友達も居なくなってしまったことを感じたのである。
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