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2015/08/18

これは襲っちゃっていいパターンですか?と浩介は上原を意識した



浩介は部屋に入るとまず空調をMAXに入れた。いつものことである。
そして服を脱ぎ、シャワーを浴びる。
気持ちのいい入浴を終えると、飛び散る水滴もかえりみずに裸で部屋に出てきて体を拭いた。
腕、足、股。拭いた先からみるみる体が乾いていく。
空調の乾いた冷たい風が、体表の水分を蒸発させて、体をすっと冷やすのだ。
大した楽しみもない出張先のホテルでは、浩介にとってこれが唯一の楽しみだった。
新しい下着に身を包み、ぺらぺらのバスローブのような部屋着を身につけると、浩介は冷蔵庫から冷たい水を一本抜いて、サイドボードの上のリモコンに手を伸ばした。
もう少しすれば11時のニュースだ。
チャンネルを変えつつ、お笑い番組を見るとはなく眺めていると、ノックの音がした。

ん?と思ってドアの方を眺めると、再びコンコンコンとノックの音がした。
なんだろうと思いドアに近づくと、その気配を察したか「津田君・・・」と押し殺したような声が聞こえた。
かなり小さいが間違いない。上原梢の声だった。

浩介はU字型のチェーンロックをかけたまま、細くドアを開いた。
ドアの隙間から覗くと、そこには部屋着に着替え、スリッパを履いた上原梢の姿があった。
きっと部屋の鍵を室内に置いたまま廊下に出てしまったのだろう。
上原のお間抜けぶりに苦笑しながら、浩介はチェーンロックを解き、ドアを開けた。

どうしたんすか(笑)

上原はそれには答えずに困ったような笑いを浮かべていた。
ま、ちょっと声が響きますから入ってください。浩介は小声でそう言い、上原を部屋に招きいれた。

上原を部屋の中に入れて正面から対峙すると、浩介は照れてしまった。
ホテルに備え付けの部屋着とは言え、女性と薄暗いホテルの部屋で向き合っているというのは妙に艶かしいものだ。
上原からは風呂上りの匂いさえ感じられた気がした。

浩介は上原の体から目線を外しながら「鍵ですか?」と聞いた。
体はもう向きなおして部屋の奥に向かっている。
上原はその後に続いて部屋の奥に入ってきた。

鍵? 鍵ならあるよ。ほら。

浩介が振り返ると上原が手に握った鍵を浩介に示していた。

え? じゃあなんで

と言う間もなく、上原は浩介が寝るはずだったベッドに腰掛けた。
上原の不思議な行動に、浩介はしかたなくサイドボードから椅子を取り出しそこに座った。
上原が丈の短いホテルの部屋着を着ているせいで、生足の膝の上くらいまでが薄明かりの下に晒されている。
部屋は間接照明のため、もちろん腿の奥までは見えないが、思わず覗き見たくなるような角度だった。
浩介からはテレビの灯りがあるので、上原の表情が良く見える。

上原からは逆光になるので、もしかしたら自分の視線には気がつかないのではないか。
それならもう少し覗き見たい。
浩介はそう考えたが、よく考えればベッドの枕元にも照明があり、こちらの表情も当然見られていることに気がついた。
危ない危ない。

それで?
うん。私、あまり出張に行かないでしょう?

何事もなかったかのように浩介は話しかけた。
上原も何事もなかったように、自分の話したいことを話し始めた。

そうですね。久しぶりですか?
そう。ホテルの部屋に一人って怖いのよ。

そう言われても、ビジネスホテルはシングルベッドがあるだけでソファもない。二人ではどうしようもないのである。
浩介が答えられずにいると、上原が言葉を続けた。

このホテル、照明も暗いし。
お化けですか?
いやー。やめてー。

本当におばけで当たっているのかどうかは兎も角、上原が胸の前で手を交差させた。
普通ならぶりっこと言われる仕草だろうが、上原の場合は可愛いとすら感じさせる。やはり美人は得だなと浩介は考えていた。
浩介は飲みかけのペットボトルに手をかけ、冷水を一気飲みした。

さーて。どうしますかねえ。

これはあれですか。襲っちゃっていいパターンですかー。
と浩介はうすぼんやりと先輩を意識し始めた。
 
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