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2016/03/09

あの日から2ヶ月か。怜奈は思い出していた。



桜井のペニスが大きく反ってくると、足元からフェラチオを続けるのが困難になってきた。
桜井が体を起こして怜奈の足を軽く取ったので、怜奈はシックスナインと察した。
体を反転させ桜井をまたぐと、目の前に桜井のペニスがあった。
亀頭は可愛らしいピンク色だがサイズは人並みに十分大きかった。
怜奈はそのペニスを飲み込み、上下に深くスロートした。

一方、桜井は怜奈の股間を触り始めた。
怜奈のお腹と自分の顔の狭い隙間から指を入れてクリトリスを攻め、舌は膣口を舐めている。
かなりきつい態勢のはずだ。しかもこの角度であれば怜奈が腰を振ったときにはアナルに鼻がついていることだろう。
それも厭わず舐めてくれている。それを思うと怜奈の腹の奥でまたなにかが蠢き始めた。

怜奈はより深くペニスを飲み込んだ。できるだけ奥まで。舌で包んでやると桜井のペニスの温かみが感じられた。
亀頭が喉の奥に触れた時に桜井がわずかに腰を動かした。喉が嘔吐のときのように反射して気道が狭くなる。

おごぅっう、と喉の奥から唾液とは違う粘液が流れ出てきて、鼻も垂れた。きっと今は酷い顔になっているだろう。でもいい。なんだか気持ちいい。
妙な粘液で滑りの良くなったペニスを、怜奈はじゅっぽ、じゅっぽとリズミカルに強く吸い上げた。
怜奈の膣を指でかき回していた桜井が不意に指を抜いた。
シックスナインの形のまま怜奈が潮を吹いたからだ。いや小水だったかもしれない。いずれにしてもその液体は桜井の顔をぬらした。
瞬間、桜井の竿が大きくなり、金玉がきゅっと小さくなったようにも見えた。
あ、逝くんだわ。怜奈には分かった。だが口は離さなかった。
口の中に桜井の一発目の濃い精液が広がったとき、怜奈の腹の奥底でまた何かが爆発した。
桜井の射精に呼応したように怜奈の腹が痙攣し、シックスナインの態勢で逃げ場のない桜井の顔に、何度も自分の肉饅頭を押し付ける形になった。

あっあっ、押し付けてる

と思いながらびくんびくんと体が動き続ける。痙攣は止まらなかった。
第2段、3段と徐々に少なくなる漂白剤のような匂いの精液を舌に受けながら怜奈は決してペニスから口を離すことはなかった。
むしろ射精などなかったかのように口をすぼめ、まだ硬度を失わないペニスを貪り、5度、6度と大きく啜ったのだった。


・・・


あの日から2ヶ月か。

5月の暖かい電車の中で怜奈は目を上げた。
たった今、怜奈の頭の中を隠微な思い出が駆け巡っていたことなど誰にも気がつかれるはずもないのだが、なんとなく辺りを見回し、誰にも注目されていないことを確認して安心をした。
桜井とはその後ぎくしゃくすることもなく、セックスをすることもなく、平穏無事な2ヶ月間が過ぎた。
ただ、桜井にはたまに食事に誘われ、その度にトイレで簡単に抜いてあげるような間柄になっていた。

彼はアイドルじゃなく、これから会社のスターになる人。
私の役目はこれでお終い。それで良いんだわ。

怜奈は自分の中で区切りをつけると、明日からの有給休暇で何をするのだったか確認するためスケジュール帳を取り出した。
隣の6月のページには、大きく花丸が付いていた。
 
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