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2016/04/10

あの灯りの一つ一つに家庭があるのよね。きっと。幸せな。



あれから1年だっけ。

沢村志保は頭の中で繰り広げた思い出から我に返ると、バッグからシステム手帳を取り出し、5月のスケジュールまでパラパラとページを繰った。
5月のそのページにはチューリップのマークが可愛らしく小さく一つ書いてあった。

ああ。そうそう。この日だ。この日。
そっかー。もう1年も経つんだ。
じゃあ、この週末は久々に美味しいもの作っちゃうかなー。
文哉は覚えてるのかなあ。


列車は既に地上に出ていた。
志保はシステム手帳から目を上げ、向かいの車窓の外に点々とともるマンションの窓の灯りに目をやった。

あの灯りの一つ一つに家庭があるのよね。きっと。幸せな。
私たちもそんな風になれるのかなあ。なれるといいな。

列車は文哉の待つ西船橋に向かって走り続けた。
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