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2016/11/17

「線虫」泌尿器科の回(1)受付



自宅の一つ前の駅で降り、看板に書かれた簡単な地図を頼りに大田泌尿器科へと向かう。
大通りを抜け、二つ目の路地を曲がったところで目指すべき病院はすぐに見つかった。
駅に掲げられていた看板のわりには、こじんまりとした医院だ。
その規模感にがっかりし、俺は一瞬躊躇したが、それでも先ずは診察されることが重要だろうと考えた。
通うにしても自宅から近いところが良いし、ここなら知り合いに会うこともあるまいと気を取り直したのだ。
玄関の自動ドアに書かれた診察時間を見ると、ちょうど午前の終わりに滑り込めそうに思える。
小さいとはいえ小奇麗な医院だ。行ってみるか。

玄関をくぐり、スリッパに履き替えて、もう一つの自動ドアを抜けて院内へと進む。
正面の受付にはスーツ姿の女性が立っていた。年齢はおそらく50にいかないくらいだろう。
ふっくらとしてなかなか可愛らしい。おそらく医院長の奥さんといったところだろう。
いやまずい。そんなことを考えているとまたも陰茎が反応し始めた。
勃起しきる前に足早やに受付カウンターまで進む。スリッパがぱたぱた煩い。
だがカウンターの前に立ってしまえば、奥さんの視線から勃起を隠せるだろう。
院内に入った瞬間から奥さんはこちらを見ていた。
カウンターで再び合った目線をいったん帳簿に落とした後に奥さんは言った。

こんにちは。初めてでいらっしゃいますね。
ええ。
こちら予約制になっておりまして、ちょっと先生に聞いてまいりますね。

振り向き際にかすかな香水が香る。うちのおばさん部長とは違い品のいい香りだ。
件の奥さんが奥のドアに消えていった。ふう。勃起が少しだけ収まる。
なるほど完全予約制か。そう言えば、ここから待合は見えないな。患者のプライバシー第一ってわけだ。なかなかいい病院じゃないか。

奥のドアが開き、奥さんの代わりにチェックのチョッキを着た受付の女の子が戻ってきた。
どうやら先生様から飛び込み診察OKの許可が出たようだ。
もしかしたらもうお昼に入ろうとしてたのかもしれないな。そんなことを思った。
受付嬢はお昼前の飛び込み患者に嫌がる風もなく、てきぱきとした対応だった。品のいいおばさんも良いが、健康そうな女の子も好感が持てる。
健康保険証を手渡し、体温計と簡単な問診票を渡され、さらに順番待ちの紙を渡され、奥から3番目のボックスで問診票を書きながらお待ちくださいとの説明を受けた。
順番待ちの紙に印刷された番号が、大きな掲示板に表示されたら一番奥の診察室にお進みくださいと。

はい(あんたもうまそうだな)
はっ?
え?

受付嬢が怪訝そうな顔をして、こちらを覗き込んできている。受付嬢の話は聞こえてたし、頭にも入ってきていたのだが、俺はまたぼーっとしていたのか?
陰茎は左右に張り、亀頭もこれでもかと大きく膨らんでいる。海綿体がうっ血しているのか陰茎に痛みさえ感じるほどだ。

(おい。何を見ている? 俺が何か言ったのか? わからん。)

怪訝そうにこちらをのぞき込む受付嬢を無視して、廊下の奥から3番目の待合席に移動した。
 
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