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2017/04/15

新卒女子に徹底的な叱咤、君はこれに耐えられるか?




だからさ、それがお前のダメなところなんだよ。

どことなく覚えのあるコーヒーサーバのおかれた休憩室で、鮎川真由子は責められていた。真由子は毅然として男の顔を見上げるが、それは上司の宮田のようでもあり、同期の名も知らぬ男性のようでもあり、なんだかモヤっとしてハッキリしなかった。一方で怒られている内容には覚えがあった。それはいつも真由子が社内で言われている小言だった。

だからthink big, test small, scale fastなんだって。社長の言葉だぞ。
だからそれはわかっ…

言い返そうとした真由子の言葉を男が圧倒的な勢いで遮る。

大きく考えろってことだ!お前本当にわかってんのか?

強い口調で言われると真由子は言い返せなかった。重苦しい感じが胸の奥からこみあげてくる。(でも、人前で泣いちゃダメだ。女だからって言われる)真由子は誰とも分からない男から目線を外してうつむき、下唇を噛んで、この嵐が過ぎ去るのをじっと待つしかなかった。

お前の案には大きさが足りない。テストをしたりスケールをでかくするのはお前の仕事じゃない。ただ大きな案を考えること。それができてるのかって話だ。わ・か・る・か。
・・・
人と違う目線からほんのちょっとの面白さを探し出して、それを最大限広げて考える。それだけだっていうのに。お前さ、金もらってるんだろ。プロなんだろ。
分かってます。
分かってない。

男の言葉が食い気味に真由子の頭上から浴びせられた。

お前の案には面白みがないんだよ。それは最初の視点を掘り下げてないからだ。掘り下げもしない、広げてもいない。要は薄いんだよ。リアリティがない。経験不足。能力不足。それでワクワクするような夢もない。なんなんだ?お前。

何も言い返せない真由子は、それはその通りだと思い胸が締め付けられた。

もうすぐ新人が配属される時期だが、この先、お前の居場所があるのか?

ドクンと心臓が大きく脈打ち、真由子は浅い眠りから覚めた。
5月の東西線、週末だというのにその列車はさほど混むでもなく、吊革につかまる客もまばらな様子であった。
視線を上げた窓の外に常夜灯の灯りが流れていくところを見ると、列車はまだ地下のまま、きっと東陽町も過ぎていないのであろう。

もしかしたら寝とぼけて自分の肩を預けていたかもしれない隣の男性に真由子は小さく会釈し、背筋をしゃんと伸ばして座りなおした。そしてたった今の短い夢を反芻し始める。
前半はいつも言われていることだ。
ただ最後に胸を締め付けた言葉には聞き覚えがある。
今日の社内プレゼンの直後に上司の宮田から言われた言葉だった。

「もうすぐ新人が配属される時期だが、お前、今のままだと居場所がなくなるぞ。」
 
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